バレエ 白鳥の湖 ~Лебединое озеро~ 

 

オデット 王子様に恋をする1分前 アレクサンドリンスキー劇場にて




今でこそ年に150回以上《白鳥の湖》の舞台に立っていますが、ロシアに行くまで《白鳥の湖》の舞台もDVDも見たことがありませんでした。


ロシアのビザを取るために東京に行った時、「これではいけないかなぁ。」と思い、Kバレエ団の《白鳥の湖》 の舞台を観ました。



熊川哲也さんと、新井裕子さんのペアで、生で踊りを拝見できたことにすごく感動しましたが、こともあろうに2幕で爆睡してしまったのです。



クラシックコンサートでも友人のバレエの発表会でもコンクールでも、私は椅子に座って音楽を聴くと秒で寝てしまうということを忘れていました。



今だったら、2幕の白鳥で寝るなんてことはしないと思います。    









白鳥の湖



ピョートル・チャイコフスキーによって作曲されたクラシックバレエ。『眠れる森の美女』、『くるみ割り人形』と共に3大バレエと言われています。
公演時間は2時間30分



登場人物

オデット:悪魔に呪いをかけられた美しいお姫様
ジークフリート王子:成人したばかりの王子
オディール:黒鳥。オデットに化けて王子をだます悪女
ロットバルト:オデットに一目惚れして呪いをかける悪魔の鳥。オディールの父。
王妃:ジークフリート王子のママ



第1幕
王子の成人を祝う会



宮殿で王子の成人を祝う会が催され、たくさんの人が集まってきています。

王妃から「明日の夜の舞踏会で、招待している女性の中から結婚相手を選びなさい」と伝えられ浮かない気分の王子様。夜が更けたころ、一人で狩りに出かけます。




第2幕
湖での出会い



湖で優雅に泳いでいる白鳥達を狩ろうとしたときに、一羽の白鳥が降り立ち美しい女性に変身するところを目撃します。

この女性に心惹かれ、白鳥に姿を変えられた話、悪魔の呪いを解くには、まだ誰も愛したことのない男性が、愛を誓ってくれなければならないということを聞き、すぐに「あなたを愛します!」と誓う王子様。

そんな王子に恋をし、明日の舞踏会に行くことを約束するオデット。



第3幕
王宮の舞踏会


着飾った花嫁候補に目もくれず、ただただオデットを待ち続ける王子様。しかしファンファーレと共に登場するオディールの魅惑的な踊りにコロッとだまされ「彼女と結婚します」とオディールに愛を誓うおたんちん王子。


「これでオデットは人間に戻れない」と、悪魔と娘は高笑い。

自分の愚かさにうなだれ落ちる王子。窓の外から嘆き悲しむオデット。

騙されたことを知った王子は、嘆きながら湖へ向かいます。



第4幕
決闘



湖で嘆き悲しむオデット。王子はオデット姫に許しを請いますが、どうにもならない絶望感に二人は打ちひしがれます。

そこにやってきた悪魔。王子様はここで本気を出して戦い…





結末はハッピーエンド版とバッドエンド版があります。ヨーロッパはバッドエンドが美しいとされていますが、ロシアはハッピーエンド版が主流です。





ですので私はいつも人間にもどり、王子様と幸せに暮らせるようになります





※ロシアはユーラシア大陸に位置しバルト海沿岸から太平洋までの東西に延びる世界最大で広大な面積を持つ国ですが、そのため「ヨーロッパ」と呼ばれる地域と「アジア」と呼ばれる地域が存在します。

またいろいろな民族をかかえて異なる文化をもっています。

結果「ロシア」は「ロシア」として存在し、ヨーロッパでもアジアでもないと自他ともに認められています。




黒鳥のバリエーションもプティパ版ブルメイステル版があり曲も違います。

モスクワではブルメイステル版、サンクトぺテルブルクではプティパ版を踊ることが多いです。


男性バリエーションはまた違っていて皆モスクワのほうのヴァリエーションを踊っています。





ブルメイステル版 ザハロワさん

↑残念ですが音楽なのか振付なのかが、著作権にひっかかってしまっているようで、視聴できません。

代わりと言っては何ですが、ずいぶん前に発表会で踊るためにリハをした時のものをのせます(音源は違うものです)。ザハロワさん見たかった人ごめんなさい。






↑そういえば、この曲でコンクールに出ようと思ったら著作権で引っかかって踊れないと電話がかかってきたことがります。♪チャチャチャチャ チャーチャチャ という曲です(笑)







プティパ版 ボルチェンコさん







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