クラシックバレエとコンテンポラリー どちらがお好き?





NYのバレエ団では、クラシックのほかコンテンポラリー作品も同じくらい発表していました。クラシックバレエが好きだった私にディレクターが「今どき、クラシックだけやるバレエ団はロシアくらいしかないよ」と。





ロシアのバレエ団に就職して思うことは、 ”ロシアでもコンテンポラリーを踊るところは踊る” ということですね。





実際、モスクワの国立のバレエ団に就職していた同じスタジオのお姉さんはコンテンポラリー作品をたくさん踊ってらっしゃいました。








コンテンポラリーは、踊っていて楽しいのですが、感情のままに叫び訴えるというスタイルが、私にはちょっと苦手で…










しかしラッキーなことに私たちのバレエ団はクラシックオンリー。これは、土地柄もあるのかもしれません。 






観光客の多いサンクトペテルブルグでは ”白鳥オンパレード” といって4月末から10月中旬まで毎日、 街中の劇場で ”白鳥の湖” を上演しています。なぜなら、観光にいらっしゃるお客様のお目当ては、歴史ある劇場でロシアバレエを見ることだからです。





しかも、マリインスキーやミハイロフスキーの団員さんたちはオフシーズンに入るため、ありがたいことに私たちのようなバレエ団が穴埋め的(?)隙間産業的(?)にマリインスキー劇場やミハイロフスキー劇場で踊らせていただいているのです。










夏は涼しく観光にはもってこいのロシアですが、冬のロシアは寒くて寒くて川も氷り観光船も動きません。朝の10時でも真っ暗です。(夏は白夜で、真夜中でもうす明るいのですが…)なので、観光客は一気に減少します。






そこで、冬場は白鳥以外のバレエの作品 ”くるみ割り人形” や ”ロミオとジュリエット”を踊って地元のバレエファンの方に楽しんで頂いています。




くるみ割り人形” は地元のバレエ学校の子どもたちと共演したりもします。




その時に、小さいバレリーナからお手紙をもらったり、日本語をおしえてくださいと話しかけてもらったりと、日露交流をしながら楽しんでいます(笑)












私たちのバレエ団はコンテンポラリー作品を上演することなく、このようにほとんどが ”白鳥の湖” そして ”ロミジュリ” と ”くるみ” と、全幕もののクラシックバレエを年間150公演ほど行っています。(それも生オーケストラさんの演奏で)







しかし、今はどこの国のバレエ団でもコンテンポラリーを上演しています。






つまりコンテンポラリーが踊れるということは大きな強みになるので今、バレエを勉強している方はコンテも踊れるようにしておくと就職に有利だということですね。






そうはいっても、やっぱり私はクラシックバレエが好きかな~。
















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