コロンビア大学に通っているときにドンキを踊りました!~その3 いよいよ舞台 ~
いよいよ明日が本番という日、「明日、バジル役の子来れないかも…」と
「???なんですと?」と思ったのは確かですが、来れない理由がよくわからず(英語が聞き取れないため)なんとかなるかなぁ~くらいの気分で当日を迎えました。
授業を早退し、会場に向かいました。
バジルくんいました!(笑)
そして授業を終えたクラスのみんなと、先生の顔も客席に見つけることができました。
大好きなキトリを無事に踊らせていただき幸せな気分でいっぱいでした!
初めてバレエの舞台を観たというクラスメイトの子がすごく感動してくれ「よかったよー」と、興奮しながら感想を伝えてくれたことがとても嬉しかったです。

こうして無事踊り終えたドンキの舞台。200人ほどいたALPの修了式の時に、学部の偉い先生に「ALPに通いながら大学のサークルに入って舞台で踊ったんだよ」と皆の前で名前を出してほめていただけたこと、英語が苦手な私でも理解でき良い思い出となりました。

この時(4月末)は、このまま6月から始まるABT(American Ballet Theatre )の研修生になる前の講義やレッスンを受けるというオーディションで入学許可をいただいていたので、そちらに参加する予定でした。
それが、ロシアのバレエ団におくっていたレジュメの返事が「すぐにこちらに来てバレエ団に参加してください」というものだったのです。
以前コンクールでロシアのバレエ学校から入学許可が下りたことがあったのですが、日本のスタジオのお姉さんがロシアに留学していて、帰りたいと思っても閉鎖されて帰れないことがある(この時はコロナではなく政治的要因で)と聞いていたのでロシアは怖いところだし、本場の国で私なんかやっていけない。と、いう思いからできることならロシア以外の国にいきたいと考えていました。
しかし、就職となったら別です。(笑)
これはご縁だと、すぐにロシアのバレエ団から招待状を送ってもらってビザ取得のため日本に飛んで帰るのでした。そして、一か月後にはロシアに住んで初舞台を踏んでいました。

明日はツアーに出発です。行きは飛行機で帰りは列車。コロナで海外ツアーはなくなったけれど単発の国内ツアーはあります。

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ロシアに来て5年。サンクトペテルブルグのバレエ団でファーストソリストとして踊っています。ロシアに来る前は2年ほどNYに住んでいました。

