バレエのツアーでカザンに来ました!行きは飛行機 帰りは列車の旅(^_^;)
毎年ツアーはヨーロッパへ行っていたのですがコロナで海外ツアーはすべてキャンセル。それでもロシア国内にはちょこちょこでかけています。
今回はカザンです。
カザンは去年の12月にも来ました。
カザンというところは、サンクトペテルブルクから南に行くこと飛行機で2時間。タタールスタン共和国カザンという正式名称があります。
1804年に創立されたカザン大学では、トルストイ(文豪 代表作は《戦争と平和》《アンナ・カレーニナ》) や、ニコライ・ロバチェフスキー(ロシアの数学者)、レーニン(革命家、政治家)も学んでいるそうです。
レーニンと言えば十月革命、マルクス主義ですが、モスクワにある クレムリンの一角にある赤の広場(美しい広場という意味)に設置された遺体安置所 レーニン廟 に行かれたことはありますか?
モスクワに行った際に実物を見て蝋人形かと思いましたが、ロシア政府が多大なお金をかけて遺体を保存している本物だそうです。

さて、ロシア連邦を構成する共和国の一つタタールスタン共和国。今回のツアーはその共和国の首都 カザン です。
人口の53%がタタール人、40%がロシア人で構成されています。イスラム文化とロシア文化とが融合して調和の取れた独自の国で、雰囲気はオリエンタル?
伝統的なチャク・チャーク(揚げ蜂蜜菓子)が有名で、これはタタールとバシキールの民族料理で、蜂蜜入りの生地からつくられ、カザン市内各所の店で販売されています。 ”揚げ蜂蜜菓子” という名前から、もう おいしい ことが確定です(笑)
余談ですが、サンクトには、 カザン大聖堂 という素敵な聖堂があります。これは、ロシア正教会において最も重要視されるイコンのひとつ、「カザンの聖母」が1579年に今回訪れているカザンで発見され、そのイコンを献堂するために創られた教会なので カザン大聖堂 と、名前をつけられたとされています。
イコンという言葉はロシアに来るまで聞いたことがなかったんですが、キリスト教における敬拝の対象としての聖像で、簡単にいうと、イエス・キリストだったり、天使だったり、聖書にでてくる出来事だったりを描いた画像のことです。
カザンの見どころとしては、カザンクレムリンやマルジャニモスク、ボルガル遺跡、などがありますが、今はコロナ禍、おとなしく踊ってすぐに帰ってきます。
帰りは列車だそうです。(なぜ飛行機じゃないの~?)


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ロシアに来て5年。サンクトペテルブルグのバレエ団でファーストソリストとして踊っています。ロシアに来る前は2年ほどNYに住んでいました。

