ジュリエットのバルコニー
NYのバレエ団のジュニアアーティストだった時、イタリア公演でリミニという街に行きました。
現地集合だったので1週間早くイタリアに行きヴェネチア、ミラノ、フィレンツェ、ローマを一人で観光してきました。
18歳だったのに我ながら度胸があったと思います。
ミラノとベネチアのちょうど中間地点に位置するヴェローナにも足を延ばし、16世紀にシェイクスピアによって書かれた「ロミオとジュリエット」の舞台を観てきました。
ヴェローナにはこのほか、古代ローマ時代の円形闘技場や14世紀に建てられた城などがそのまま遺されていて、街を歩いているとイタリアの歴史を感じられる素敵なところでした。
有名なバルコニーですが、思っていたよりもすごく小さかったという印象でした(笑)。
バレエ音楽での「ロミオとジュリエット」は、プロコフィエフが作曲したものがよく使われますが、私たちのバレエ団ではチャイコフスキーの 曲を使って、バレエミストレスが全て振付けているオリジナルのものです。
中でも舞踏会の場面で流れる劇場のオーケストラさん奏でるヴァイオリン協奏曲 ニ長調。
踊っていても毎回涙が出そうになります。
ソロの部分では、ファーストヴァイオリンの方が立ち上がって独奏されるのですが、本当に素敵です。
2009年に制作されたフランス映画 「オーケストラ Le Concert 」 でも使われていますが、チャイコフスキーさんは、人の感情を操るのがとても上手だと感心させられます。
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主役の時にもらいたかったなぁ~(笑)
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ロシアに来て5年。サンクトペテルブルグのバレエ団でファーストソリストとして踊っています。ロシアに来る前は2年ほどNYに住んでいました。
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